ヤムナー河岸にそびえるアグラ城。
ムガル帝国第3代皇帝アクバルがアグラを都として定めた際に
建てたお城です。
1566年のこと。
堀を渡って、アマル・スィン門から入ります。
透かし彫りがこの時点で素敵。
日本のお城と同じく、攻められないような工夫があります。
入ってすぐのこの坂。
敵が攻めてきたとき、正面から石が転がり落ちてくるんです。
そして、高い壁の上からは水攻め。
上りきれば見えてくるのが、ジャハーンギール宮殿。
時の流れで朽ちているところも。
順次修復作業がなされています。
こちらは、ディーワーネ・アーム。一般謁見の間。王座です。
広い広場全体に声が響き渡るように設計されています。
この時代にすごい技術です。
そして、更に奥に進むと・・・見えてきたのが白い大理石でできた
ディーワーネ・カース。貴賓謁見の間。
色とりどりの宝石で模様が描かれています。
シャー・ジャハーンが幽閉されていたのがこのアグラ城。
ここから、妃の墓であるタージ・マハルを眺めていたんだそう。
(タージ・マハルの背景については次の頁で。)
でも一歩外へ出ると、この喧騒。
これがインド。