トルコ旅 パムッカレ1

冬休みの旅先はいつか行きたいと思っていたトルコ。

この時期、地球上で円安ではない国はどこか調べてみると・・・

エジプト、アルゼンチン、ラオス、トルコ

ということで、エジプト、アルゼンチンには行ったことがあったのでトルコに!

羽田~イスタンブールを経由して、デニズリ空港へ。

まずは腹ごしらえ。

デニズリの街のレストランで早速トルコ料理をいただきました。

サラダとスープはトルコ料理で必ず出てきました。

トルコのビール「エフェス」はどこにでもある。

紫の液体は「ざくろジュース」今がちょうど旬で、新鮮なザクロを絞った生絞りがいただけます。

そして、メインはシシケバブ(シシは串という意味)の牛肉と鶏肉。量が多すぎです・・・

奥にあるのはきのこのチーズ焼き。

どれも美味しくて美味しくて。でも食べきれません。

デニズリ空港から、車で1時間ほどで着いたのが「パムッカレ」トルコ語で「綿の城」という意味。

初日のメインがここ!

あのよく見る真っ青な空と真っ白い石灰棚、そして真っ青なプール。

を想像していましたが・・・雲行きが怪しくなり雨が。空港では晴れていたのに・・・

それでも真っ白な棚田は健在。

斜面を流れ落ちる温泉の石灰成分が沈殿、凝結することで形成された石灰華段丘。

幅3km、高さ100m、厚さ300mもあるんです。

山肌が急に真っ白に変わっているんで遠目から見てもよくわかります。

行列ができているところには温泉水が流れていて、みな足湯してます。

私も入りました!が、足裏が痛い!目には滑らかに見えても、実際はごつごつ。

足湯するには、裸足でなければいけないんです。サンダルもダメ。

日頃足つぼや青竹踏みをしていた私でも”いたっ、いたたたた”でした。

しかも、外気温が高くないため、温泉水は冷めていて、冷たい場所が多かったです。

夏は水着でみな温泉気分で入っているんですけどね。

オフシーズンに訪れたのでしょうがない。

足湯を終えて、反対側から見ても真っ白な石灰棚が続いています。

ほとんど水は流れていませんが。

足湯しているひとたちの行列も見えました。

さらに反対側を歩くと、温泉水が流れている一角が!だれもいません!

ひと気がないところで、景色を独り占めした感じでした。

一部、うっすらブルーに見える棚田も。1つだけでしたが。

この石灰棚の上の台地には古代都市ヒエラポリスの遺構が残されています。

紀元前190年ペルガモン王国のエウメネス2世によって建設された都市の遺構です。

石灰棚に一番近いところにあるのがヒエラポリス博物館。

この建物自体も2世紀にたてられたローマ浴場を修復利用しています。

中に飾られているのは見事なレリーフの石棺など。

続いてはアンティークプール。

古代神殿の円柱が底に沈む露天温泉です。水温が35℃ほどとぬるめなので水着着用ではいります。

雨の中多くの方が入ってました。入りたかったけれど、たぶん風邪ひきます。

少し前はクレオパトラも入ったかも、ということでクレオパトラプールと呼ばれていたそうです。

そして、遠くに見えるのはアポロン神殿。

神殿の下にある洞窟からは有毒ガスが今も噴き出しているそうです。かつて地下世界への入り口とされ、鳥や雄牛などの動物が死んでいくのを畏敬の念とともに眺めたそう。

当時、ガスを吸ってトランス状態になった神官がアポロンの神託を下したとか。

聖職者がガスの影響を受けなかったのは動物との身長の違いにあるとの説もあるようで、それが神託になってしまうというのは、当時だからこそですかね。

円形競技場もしっかり残っていました。が、あいにくの雨のため、すでに足が棒だったため、眺めるだけに。

とにかく広い、世界遺産ヒエラポリス。

地震と再建を繰り返し、アポロン神殿の神託と保養地として人気を集めました。

ローマ時代からビザンチン帝国時代の数世紀にわたって繁栄した場所です。

時間と体力があれば、点在する遺跡を見て回ってみてください!