続いては、東西交易の集積港として栄えた世界遺産「エフェス遺跡」。
エフェスの歴史は紀元前7世紀から。
世界7不思議の謎のひとつ、アルテミナス神殿の建設からはじまったそう。
紀元前2世紀には港湾都市として栄え発展した、トルコ最大のローマ遺跡です。
一番多いときには約10万人が暮らしていたそう。
かつて街の中心だった大理石通りからクレテス通りには、ローマ帝国領となった紀元前2世紀から紀元後2世紀ごろの建造物が並んでいて、保存状態もとてもいいんです。
神殿、劇場、商店、売春宿までもが集まるメインストリー トを歩きます。
よーく見ると柱のそばにねこちゃん。ここは猫がいっぱいでした。
↓こちらは音楽堂。2世紀に建てられました。
↓エフェスの市庁舎。紀元前3世紀からビザンチン時代まで増改築が行われたそうです。
歩く道はきれいに四角に切られ並べられた石の道。
滑らないように、石に筋が何本も入れられています。
猫がいると思わず写真を撮ってしまう。
↓こちらは勝利の女神ニケのレリーフ。当時はヘラクレス門を飾るアーチに飾られていました。
あの「NIKE」はこの女神の名前が由来です。「✔」のマークに見えますよね!
↓紀元前1世紀にトラヤヌス帝に捧げるために建設された泉。
この前の通りには、モザイク画もしっかり残っています。
↓ 138年ごろ、エフェス市民が皇帝ハドリアヌスに献上した神殿。
↓こちらは男性用の公衆トイレ。1世紀に造られました。仕切りがないんですよね。
中央の池を眺めながら座って用を足していたそうです。
その池がこちら。柱の上には猫ちゃん。
そして、エフェス遺跡のメインといえば「セルススの図書館」
2世紀初頭、エフェスを首府とするアジア州の総督だったセルススの息子が建てたもの。
建物正面のコリント式の柱が美しいです。
そして、4体の女性像は複製。本物はウィーンの博物館にあるそう。
↓なんとこれは娼館への案内図。
足は方向、十字は十字架、ハートは愛を表しているそう。
↓約2万4千人を収容したトルコでも最大級の円形大劇場。紀元前3世紀に建築。歴代ローマ皇帝により増改築が行われました。音響効果が抜群なんだそうです。ちょうど工事中で入れず。
昔世界史で習った柱の種類、ドーリア式、イオニア式、コリント式。
さまざまなところで見られました。