トルコ旅 イスタンブール4 ドルマバフチェ宮殿

ボスポラス海峡に面して立つヨーロッパ様式の壮麗な宮殿「ドルマバフチェ宮殿」

クルーズの船からも豪華さがわかるほどでした。

トプカプ宮殿に代わるスルタンの居城として、1843年から56年にかけて建てられたそうです。

6人のスルタンとその家族がここで暮らし、今も国賓などが訪問したときには使われているとか。

中は写真NGなので、お見せできないのが残念。

階段の手すりの支柱がクリスタルでできていたり、天井から下がるシャンデリアはバカラ製だったり、各国からの贈呈の豪華な品が展示されていたりと。

ただ、Japan Hallと名前がついていた場所に日本っぽいものが展示されていました。が、なんだか日本のものではないように感じて。なんとなく中国のもののような気がしたのは私だけかな。

中でもびっくりしたのが、当時のトルコ絨毯。ヘレケという最高級のトルコ絨毯が敷かれているのですが、これだけ年月が経っているにもかかわらず、絨毯にモノを置いた跡が一切残っていないのです。

だからこそヘレケが最高級らしいですが、それにしてもです。

それゆえトルコ絨毯のヘレケが高価なんですよね。

宮殿内にカフェがあったので入ってみました。

これは「サーレップ」。ラン科植物の根の粉を牛乳や砂糖などと混ぜた飲み物。外が寒かったので、あったまりました。上にかけたシナモンがまたいい風味にしてくれてました。

スーパーでは、手軽に飲めるサーレップも売っているそうですが、買い逃しました。

ちなみに、トルコアイスが伸びるのは、同じくラン科の植物の根の粉(ゆり根の粉)が入っているから。

アガサ・クリスティのミステリー小説「オリエント急行殺人事件」

その舞台もイスタンブールにありました。

オリエント急行はパリ~イスタンブール間を結ぶ国際寝台列車です。

イスタンブールにあるシルケジ駅は、1883年に開通しパリからイタリアなどを経て走っていた豪華国際列車オリエント急行の終着駅です。

映画「007」シリーズ2作目でジェームズ・ボンドがオリエント急行に乗るシーンは、このシルケジ駅で撮影されたそうです。映画、もう一回見てみようかな。