今回フィットネスの大会、
SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード、略してサマスタ)
Bikini model部門で
今週末、
12/11 NOVICE 優勝
12/12 決勝大会(日本大会)トールクラス 5位
いただきました。
まだ見たことがない景色を自分に見せてあげるために、自分で自分の手引いてここまで自分を連れてきた一年。
自信を失った自分を、絶対また光の当たる場所に連れてきてあげたかった。
また沢山の人の前で自信を持って
スポットライトを浴びることが叶った瞬間でした。
長くなりますが、一番先にこのブログで、
わたしのことをちゃんと書きたいと思います。
興味ある方だけどうぞお読みください。
2021シーズンSUMMER STYLE AWARD(以下SSA)に挑戦する
と決めた一年前より少し前の話から。
みなさんの記憶にもある通り、
わたしは体調を崩して病休という形で
表舞台から姿を消しました。
病名は適応障害。
芸能人の方もこの病気でお休みされることも多くなり、前みたいな怠け病とかあんなの病気じゃないとはもう思われないと思いますが、でもまだまだ理解はされていないかも知れないですよね。
詳しくは書かないけど、私はもう危ない所の一歩手前まで来ていました。
全く寝れなくて、薬を飲んでぼーっとして、ご飯もほぼ食べられず、数ヶ月ジュースだけでほとんど生活していたので、休みに入ったときに体重を測ったら40Kg前半まで体重が落ちていました、それにも気づかないくらい体調が悪かった。
仕事に戻ってからも、万全と言えるまでにはそれなりに時間が必要だったと今思えば思います。
当時は大丈夫だと思ってたけど。
そんな状態のわたしに帰る場所を用意してくれて応援してくれたFM新潟には本当に感謝でした。
そして相方のクリスさんには本当に放送でも気を遣わせたのではと思います。
休んでいる間はSNSも見れなくなって、テレビやラジオは普通のニュース番組さえ触れることができなかった。
でもこうしている間にファンの人がどんどん離れていくのではと心配で、居場所がなくなったらどうしようって焦りもあって何もしないでいるのも怖かった。
そんな治療中に本当に体力がなくなったから、リハビリがてら歩くように言われ、日中の人がほとんどいない時間を狙って空いている時にジムに行くようになり、少しずつ動けるようになってから軽いトレーニングもし始めた。
運動した後は気分が回復して割とご飯も食べられたし、何より集中できる時間があったことがよかった。
本も沢山読んだし、勉強も沢山したけど、運動が一番楽しかった。
自分の体の感覚に集中すると、他のことを忘れられて、すごく楽になれたんですよね。
ジムに通うのがまた前のように日課になったわたしは、また大会に挑戦して自分にしっかり向き合って自分を見つけたいと思うようになり、そこからこのSSAへの挑戦を決めました。
初戦は4月Spring CUP。
全く歯が立たないというか、なにもできなかった。
身体もダメだし、ポージングもダメだし。
出てみてわかった、甘くない世界だと。
↑初戦の写真
そこから必死にトレーニングとポージング練習を、5ヶ月やり込んで、自分の時間はほとんど大会のために費やしたと思う。
そして迎えた2戦目東北大会。
ここで日本大会の切符が取れなければ、もう今年の挑戦は終わりでしたが、なんとかTOP2に入れました。
でも、TOP2のピックアップで負ける悔しい思いもしました。
まだまだ努力不足だという事だなと思いました。
↑東北大会
脚の絞り甘すぎ。
バルク不足を改善するため、
一度減量をやめ、不足部分の強化をするトレーニングに重点をおき、減量幅もそこまで大きくなかったので、減量がギリギリ間に合う日本大会残り1ヶ月半までバルクアップし、そこから減量しました。
今回は初めて低糖質の減量をやめて、筋量を残して、大会当日に合わせた減量に挑戦しました。
有酸素をしすぎて疲労も溜まって最後は色々少し焦ったけど、最後の1週間でグッと絞れて、すごくいい状態に持って行けた。
初の2連戦は、無名の選手である自分を少しでも審査員の皆さんへ印象つけるため、そしてNOVICEで勝って日本大会に勢いをつけるために選んだので、絶対負けられないと思ってました。
初めてプレッシャーで眠れなかった。
ここで負けたら日本大会で上位はありえないと思ったから。
ちなみに、NOVICE戦は、優勝経験の無い選手が出られる大会。
地方で2位だったのでわたしも出る権利がありました。
当日緊張しまくって、プレッシャーもあって、本当にガクガクだった。
最後のTOP2は本当に有名なスター選手とで、胸を借りておもいっきりステージングさせていただきました。
そんな中で、優勝できたこと、代表の金子賢さんの隣に並べたことは心の底から嬉しかった。
どんなに頑張っても上手くいかなくて叶わないことやできないこともあるし、やはり運もあると思う。
でもそれらを全てを乗り越えた優勝という結果はとにかく自信になった。
そして迎えた最終戦、決勝大会。
名だたるチャンピオンたちが集まる大会。
ビキニモデル部門のトールクラスは中でも本当に激戦で、予選通過の10人に入れるかさえ自信はなかった。
でももうやるしかないって振り切れてたので、思い切ってやりました。
決勝に無事進出し、フリーポーズもできて、さらにファーストコールと言われるピックアップで5位以内の中に呼ばれたこと、本当に嬉しかった。
もちろんもっと上に行けたと思う気持ちもあるけど、それはまた来年の課題です。
今年は本当によくやったと自分で自分を褒められます。
大会や、セミナーに行く毎にフィードバックをもらい、その改善点をひとつずつ修正して一年間沢山のことを学びました。
実直にやりつづけることで毎回フィードバックが変わり、金子賢さんやスタッフさんが、身体が変わったことに気づいてくださり、変わったねと言われるのが本当に本当に嬉しかった。
本当にしっかり選手の身体やステージングをみて評価してくれる団体で、選手を大切にしてくれる。そんなサマスタが私は大好きです。
↑一番変わったのは背中、あと肩かな。
目の前にあることをひとつずつクリアする
それはとても簡単なようで難しいけど、諦めず努力することはやっぱり悪くないと思えた一年になりました。
一年前の病休のことを思うと終わりが見えなくて長くて、苦しい時も沢山あったけどあの時の私に大丈夫だよって今なら自信を持って言えます。
治療が終わったあの日から、わたしは強く優しい人になる、そう決めて歩いてきました。
いろんなことがあった。
でも自分を決めるのは誰かの言葉じゃない。他人の主観的な尺度でもない。
自分を決める権利は自分が持っている、これは絶対に忘れては行けないことだと思っています。
自分で決めて、自分で進む。
それが楽なことではなく、苦しく辛い時も多々あると思うし、きっとまた躓く時もあると思う。
でも必ずまた立ち上がって一歩進める時が来る。
諦めなければ、必ず戻れるし、もっと前にも進める。
そう証明したかった。自分のために。
自分の可能性を自分が一番信じて、
可能性に溢れる自分を精一杯応援してあげたい。
自分を応援するということは自分のために絶対最後まで諦めないということ。
努力を惜しまない、ということです。
ルールや決まり事は守る必要があるし、節度は大切だけど、みんなが右を向いたら右を向かなくてはいけないなんてことはないんですよね。
そんな風潮に流されることなく自分自身の気持ちにしっかり耳を傾けたい。
自分らしさがみんなの普通から一歩離れたところにあるなら、茨の道でもわたしはそれを選びます。
わたし自身が強く歩む事で、誰かの背中を押せる存在になれるように、そしてなにより私自身の自信のためにこれからも精進して参ります。
一年のまとめみたいになってしまいますが、、、
「運動」は運を動かすと、以前放送で言ったのは、わたしがこんな経験をしたからです。
この一年は病からのスタートで、書き切れないほど沢山の方に支えられてここまで来ました。
大会は、わたしが1人で決めて進んできたことで、集中するために周りと自分を切り離したりもしたけど、一年を振り返るとその挑戦を心から応援してサポートしてくれた人が沢山いたことを終わってみて気付かされました。
沢山のサポートと、そして自分の強い意志で、今日もここにいます。
自分の信念を持って進んでいくとき共感してくれる人が必ず支えてくれる。
その支えを大切に力にしてまた自分を信じてまた一歩踏み出さなくてはいけないんだなと感じた最終戦でした。
最高の2021シーズンでした。
沢山の方の今シーズンの応援とサポートに感謝を込めて。
本当にありがとうございました。
↑サポートのトレーナー、たけとくんと。
↑ステージに出る直前のバックヤード