IMFORMATIONインフォメーション
2013年4月3日(水) 10:32
<国際キャッシュカードについて>
今回、ソウルに行く前に福岡に寄りました。それは、少し前からお世話になっている人達に会うためだったのですが…。その福岡でやることが多かったんです!
その最たる用事が、国際キャッシュカード発行の手続きでした。新潟にはない銀行や会社のカードで、もしものために念には念を入れて、3種類作りました。もし直接ソウルに飛んでいたら、途中で旅を断念せざるを得なかったので、福岡さまさまです。
トラベラーズチェックに代わって、海外で現金を入手する現在の主流はキャッシュカードです。銀行や街角にあるATMで24時間引き出すことができます。そして万が一に旅の資金が足りない危機的状況な時、日本にいる家族や知り合いから口座に送金してもらうことも可能です。
「国際キャッシュカード」で検索するとよくお見かけするカードを書いてみます。
・citiバンク(VISA・PLUS/新潟に支店×/即日発行○/手数料:210円+為替手数料3%/口座を開設して3ヶ月目から、残高が50万円以下なら口座維持費2100円が毎月かかる)
・新生銀行(VISA・PLUS/新潟に支店×/即日発行○/手数料:為替手数料4%/引き出したら、
その都度メールで知らせてくれる)
・楽天銀行(VISA・PLUS/郵送での手続き/即日発行×/手数料:為替手数料2.96%/年会費1000円、ゴールドカードなら3000円)
・JTBマネーT(Cirrus/インターネットでの手続き/即日発行×/手数料:200円+為替手数料4%/入会金2100円、年会費1050円)
・JTBマネーTグローバル(VISA・PLUS/インターネットでの手続き/即日発行×/手数料:200円+為替手数料4%/カード発行手数料525円、12ヶ月使わないと口座管理費が毎月157円かかる)
・キャッシュパスポート(Master Card・Cirrusもしくは銀聯/新潟に支店×/即日発行○/手数料:通貨によって異なる。日本円建ては200円+為替手数料4%/クレジットカードのように使うことも可能。カード発行手数料525円、12ヶ月使わないと口座管理費が毎月150円かかる)
・HISワールドキャビット(静岡のスルガ銀行のサービス/VISA・PLUS/新潟に支店○スルガ銀行ではなく、HISがある/即日発行×/手数料210円+為替手数料3%)
為替手数料とは、日本円から現地通貨に換金する時に、現地通貨あたりにかかる手数料です。例えば1ドルで4%なら、100ドル引き出すと4円×100ドル分で400円かかります。
上記カードにも手数料を書きましたが、その上さらにATM自体の引き出し手数料がかかります。手数料はATMによってまちまちです。
働いている方のクレジットカードなら、国際キャッシュカード機能が付いている場合があります。仕事を辞めて長旅に出ようと思って方は、辞める前にクレジットカードを作っておくことをオススメします!学生の方など、まだ働いていない方はキャッシュカード機能付いてないんですよね。僕がそうで、出発前に大慌てでした。
さて、至る所にあるATMで24時間引き出し可能と書きましたが、二つ注意しなければいけないことがあります。
「カードが吸い込まれたまま出て来ない!トラブル」と、
「引き出し最中や前後の窃盗トラブル」です。
街なかのATMは通りの壁に埋め込まれていたりなど、人通りの激しい場所での引き出しになります。特に夜の引き出しは避けたいところです。
おすすめは、銀行が開いている時間に銀行内のATMで引き出すことです。人目が少ないですし、カードや現金の出し入れを落ち着いてできます。そして、カードが吸い込まれて出て来なくなっても、銀行のスタッフをすぐに呼べるので安心です。
すべての場合において、ATMを利用する際は、周囲に注意を向けましょう。
2013年4月3日(水) 8:31
<トラベラーズチェックって、どうなの?>
最近、海外旅行でトラベラーズチェックって聞きませんよね。次の記事でも書きますが、どうやらここ数年で主流ではなくなってきているようです。スペインでは、トラベラーズチェックの両替はほぼ不可能、という情報も目にしました。
今回は長旅だったので、トラベラーズチェックを作り、トラベラーズチェックで起こるほぼ全ての事案を体験しました。
[購入・発行]
現金で両替する場合に比べて、トラベラーズチェックの為替手数料は安いようです。ただ、トラベラーズチェックから現金に両替する時にも手数料が取られるため、お得とは言いにくいです。
また、為替も少し関係してきます。トラベラーズチェックは発行時の為替で固定されるため、
円安傾向ならトラベラーズチェック
円高傾向なら現金や国際キャッシュカード
が、相対的にお得と言えます。とはいえ、今回の僕の場合(旅の途中に日本では総選挙、など)は例外として、あまり為替の変動はありませんので、ここは特に考慮しなくて良さそうです。
[両替]
大事になってくるのが、両替時に手数料がいくら取られるかです。僕の主観はこんな感じです。
・3%以下→(食い気味に)お願いしますっっ!!
・4〜7%→急ぎだったら、背に腹は替えられぬ
・8%以上→ごめんなさい。何か間違えました(立ち去る)
もちろん、銀行の開いている時間しかトラベラーズチェックを両替できません。平日の9時〜17時という、観光したい時間帯です。しかも両替にはかなり時間がかかり、30分〜1時間は潰れます。
また、両替できる銀行はかなり限られています。「トラベラーズチェック」という単語が通じない銀行すらあります。
[盗難]
いいとこなしのトラベラーズチェックですが、一つだけ(失礼?)長所があります。
それは、盗難に強い、ということです。僕もバックパックの中に入れたトラベラーズチェックの本券を盗まれましたが、発行会社に停めてもらい、額面分を確保できました。
ただし、被害を防ぐためには【番号を控えて、その番号を自宅や別のカバンに保管しておくこと】が重要です!とても重要なので、特別な括弧で囲いました。トラベラーズチェックを手に入れたら、すぐに番号を控えましょう。すぐに、です!!
で、利用凍結の電話をします。海外から電話をする場合、スタッフは英語を話してきますが、僕の場合は「ジャパニーズ、プリーズ」と言うと、日本人の外部スタッフが間に入って通訳をしてくれました。この手続きに結構時間がかかります。盗まれたトラベラーズチェックの種類と番号、日時、状況などを伝えるので、1回目は1時間かかりました。
またここでは、「現金で一括受け取り」か「帰国するまで凍結してもらう」を選択できました。「再発行」もできたはずでしたが、選択肢にありませんでした。
[帰国後の手続き]
電話をかけると、日本スタッフが出ます。教えてもらった番号や本人確認の情報を伝えると、「再発行」か「日本円に戻して銀行に振り込み」のどちらかを選択できます。
もしトラベラーズチェックを使わずに帰国しても、次の旅行で使うことができます。
2013年4月2日(火) 16:06
4<世界一周のお金と持ち方>
世界一周で一番気になるのは、やはり、
「いくらかかるのか?」
という費用の問題だと思います。そこで、今回の僕の旅の費用をお知らせします。
70日間の旅で、総額110万2697円!
ただし、完全に正確な通貨換算ではありませんのでご注意ください。
ここからは、この費用を分解して見ていきます。
1、準備費用と旅本体
準備費用とは、旅に出る前にかかった
購入した物(カメラ、バックパック、服など):14万0109円
予防接種:5万0140円
海外旅行保険料:2万2100円
ユースホステル会員年会費:2100円
です。
世界一周航空券代:41万7364円
旅本体でかかった費用:47万0884円
2、それぞれの費用
ここでは「旅本体でかかった費用」を詳しく見ていきます。
〈福岡とソウル〉5日間
食費:3560円(16%)
移動費:1948円(9%)
宿泊費:8765円(41%)
観光費:375円(2%)
韓国も結構物価安です。
その他(お土産など):6559円(31%)
合計:2万1207円(一日あたり4241円)
〈東南アジア〉25日間
食費:8954円(13%)
移動費:2万3437円(35%)
バンコク→シェムリアップ間で飛行機を利用したため、割と高め。
宿泊費:1万1873円(17.5%)
観光費:1万3447円(20%)
その他(お土産など): 9895円(14.5%)
合計:6万7606円(一日あたり2704円)
〈北極圏〉8日間
食費:8438円(10%)
移動費:1万9725円(24%)
宿泊費:4万5360円(55.5%)トロムソに安いホテルが無いため。
観光費:1200円(1.5%)
その他(お土産など):7140円(9%)
合計:8万1863円(一日あたり1万0233円)東南アジアの4倍!?
〈ヨーロッパ〉27日間
食費:5万1475円(24%)
移動費:10万3963円(48%)
鉄道パス含む。
宿泊費:4万5348円(21%)
観光費:8860円(4%)
教会は入場無料だったりで安く上がりました。
その他(お土産など):6625円(3%)
合計:21万6271円(一日あたり8010円)
〈アメリカ〉8日間
食費:1万3765円(16%)
移動費:8212円(10%)
宿泊費:3万2850円(39%)
観光費:2万0610円(25%)
その他(お土産など):8500円(10%)
合計:8万3937円(一日あたり1万0492円)旅の最後なので、少し奮発しました。
3、持ち方
お金をどう持つかも大切です。考えられるのは、
・クレジットカード
・現金
・国際キャッシュカード
・トラベラーズチェック
の4通りです。今回の旅での比率は、上から8:1:3:5ぐらいでした。
地域によって払いやすい、払いにくいというのがあります。アジアではカードより現金です。初めのタイまでは現金、底を尽きかけたらトラベラーズチェックを少しずつ両替していました。
ヨーロッパ以降では食事や宿泊はクレジットカード、電車など現金が必要な時はキャッシュカードで100ユーロずつ引き出していました。
2013年4月2日(火) 11:02
<世界一周ルート決め>
世界一周を思い立っても、じゃあ何処に行こうかと迷ってしまいます。いま振り返ると贅沢な悩みです。
答えになっていませんが、行きたいと思った場所を繋げていくだけでいいのではないかと思っています。もちろん期間やお金と相談の
上で、という制約は付きますが。
例えば、絶景を見たい!とか、今まで行ってみたいと思っていた所に行く!とか、で充分です。期間が決まっていない場合、気の向くままに旅をして、よくよく考えたら世界一周してた!というのも面白そうです。
今回、僕が国や都市を選んだ基準は「今しかできないことができるか」でした。70日間でも、こんなに長い旅は当分行けなさそうだったので、旬にこだわってルートを決めました。
まず、大学生の時に知り合い、海外で留学や仕事を頑張っている人達に会うということで、その人達がいる都市を最優先で決めました。
ここでは、福岡(海外?)、ソウル、ホーチミン、ケルン、パリ、ジュネーブ、ニューヨーク、の各都市でした。
次に、「それ以外でやりたいこと」ができる場所を挙げました。
ここは、バンコク、カンボジア、ノルウェーのトロムソ、ポルトガルのロカ岬、の4つです。
それを繋げてルート完成です。
あとは、結構気まぐれでした。
東南アジア3週間ちょっとあれば、またバンコクに戻って来れるよな!と、バンコク12月8日着、1月1日発
ヨーロッパの鉄道パス買っとけば大丈夫か、とオスロ1月9日着、
マドリッド2月1日発
のように、何があるか未知数な所はざっくり決めました。
その上で、
「おすすめされたから行ってみるか!」と、ホーチミンからハノイにベトナムを北上するまでに寄る街をバスや電車の時刻表とにらめっこして考えたり、
「宿とれなかったし、せっかくだからヨーロッパ最北端まで行こう」と、トロムソに着いた日に沿岸急行船の値段や時刻を調べて決めたり、
「出発前にイギリスの鉄道パス買っちゃったし、イギリス行ってこよっかな!」と、実際イギリスに行く前日に決めたり、
「やっぱり気になってた巡礼の道を歩いてみよう!」と、予定を変更したり(当初は漠然と、バルセロナとマドリッドを観光する予定にしいました)、
「アメリカはニューヨークだけってのも何だかさみしいしなあ…。ロサンゼルスは暖かいけど、思い出があるサンフランシスコにしよう」と、ルートを決めたり、
などしていました。完璧ではないですね。
世界一周航空券を使う際に、
ワンワールドエクスプローラーは、「訪れる大陸の数」
グローバルエクスプローラー・スターアライアンス世界一周航空券・スカイチーム世界一周航空券は、「全行程のマイル数」
に気をつけて下さい!
2013年4月1日(月) 19:02
<世界一周のやり方・後編「世界一周航空券」で夢が一気に近くなる!?>
僕が世界一周の夢を持ったのは、今から5年ほど前の大学1年生の時でした。
それが、絶対叶える夢になったのは、海外一人旅に行けたから、ということと、「世界一周航空券」の存在を知ったからでした。
今回の世界一周は「世界一周航空券」を使いました。「世界一周航空券」は4種類あります。
・まずはワンワールドから2つ。訪れる大陸数によって航空券の値段が変わる「ワンワールドエクスプローラー」最低価格は3大陸で33万円、マイル数によって値段が変わる「グローバルエクスプローラー」最低価格は2万9000マイル以内で37万円
・スターアライアンスからは、マイル数によって値段が変わる「スターアライアンス世界一周航空券」最低価格は2万9000マイル以内で32万円
・スカイチームからは、マイル数によって値段が変わる「スカイチーム世界一周航空券」最低価格は2万6000マイル以内で36万円
値段は空港税・燃油サーチャージ代別です。目安は、ここから更にプラス10万円です。
さて、聞き慣れない単語が出てきました。「ワンワールド」、「スターアライアンス」、「スカイチーム」とは、それぞれ一体何ぞや?
この3つは、世界中の大手航空会社が加盟している航空会社連合の名前です。
日本航空が加盟しているのが「ワンワールド」、全日空が加盟しているのは「スターアライアンス」です。現在「スカイチーム」に加盟している日本の航空会社はありません。
飛行機や会社広告をよく見ると、アライアンスのロゴがあります。また、成田空港は第1ターミナルがスターアライアンスとスカイチーム、第2ターミナルはワンワールド、というように世界の大きな国際空港では、アライアンス毎にターミナルの棲み分けがなされているんです。
これら3つの航空連合内で、それぞれマイルの共通化やコードシェアなどを行なっています。その一貫として販売しているのが「世界一周航空券」という訳です。
加盟している航空会社の構成によって、それぞれの世界一周航空券向き不向きが見えてきます。例えば、世界一周航空券でイースター島に行けるのは、イースター島に航路を持つラン航空が加盟しているワンワールドだけです。
また、航空会社の加盟や脱退で世界一周航空券で作れるルートにも影響が出てきます。こちらの例としては、今まで南米が弱かったスターアライアンスに、タム航空が加盟し、南米ルートも可能になりました。その後、アビアンカ・タカ航空、コパ航空も加わり南米ルートが充実してきました。しかしタム航空は、ワンワールドに加盟しているラン航空と合併するため、来年スターアライアンスを脱退します。
航空会社の関係に、ちょっとワクワクしませんか?笑
「ワンワールド」、「スターアライアンス」、「スカイチーム」の各アライアンスのホームページでは、世界一周のルートを作成できます。行く都市と航空機を決めて、値段も確認できるので、妄想旅には持ってこいです。そして、そこから購入もできます!
詳しくは、僕が世界一周航空券の存在を知った本、世界一周堂が書いている『世界一周航空券パーフェクトブック』(朝日新聞出版)でどうぞ。その世界一周堂は、世界一周のプランニング・手配を業務にしている会社です。今回は利用はしませんでしたが、かなり役に立ちそうです!!