世界一周旅行中 蒼人さん旅行記<世界一周のやり方・前編>

2013年4月1日(月) 15:00

1<世界一周のやり方・前編>

ここから数回は、世界一周の旅の全体的な計画や準備について書いていきます。世界一周だけでなく、長旅をする方にも役に立つ内容かと思うので、読んでいただけると幸いです。

今回は飛行機でしたが、実は世界一周の方法はいろいろあります。


まずは船。
豪華客船だと、宿泊は船内の個室でゆっくりできます。長い航海なので船内には様々なエンターテイメントが用意されています。…まあ料金的に、行くとしたら定年後でしょうか。

格安な船での世界一周と言えばピースボートです。街なかや居酒屋さんで「世界一周90日間99万円」というポスター広告を目にしたことがあると思います。ただ一周するだけでなく、船内でのイベントも沢山あるそうです。


途中は飛行機を使うことになりますが、大陸は自分の足で周る、という方法もあります。例えば自転車。他にも、リアカーを引いて世界一周した話を聞いたことがあります。

他には電車も考えられます。世界一周ではありませんが、沢木耕太郎さんの『深夜特急』では、バスを使っていました。ヒッチハイクもカッコいいですが…ドライバーによっては生命に関わる場合があるので、おすすめはしません。



やはり主流は飛行機です。その中でも考えられるのは3通りです。

まずは、[その都度、現地で航空券を買っていく]というやり方。
旅する期間が決まっていない方にはピッタリです。現地の旅行会社に詰めることになり、安い航空券に出会えるかは運次第になってきます。

続いては[LCC乗り継ぎ]
この方法のメリットは、何と言っても安いこと!15万円で世界一周も夢じゃない!…のですが、こちらは
かなり前からの予約が前提で、
大半がインターネットからしか受け付けておらず、
荷物が多いと追加料金がかかり、
日時の変更ができず、
空港は大手航空会社と違い、街からかなり遠く、
航空会社側の都合で変更・遅延・休止は当たり前で、
しかも代替機やホテル延泊の保障もしてくれない、
会社が多いです。最近はサービスが増えているLCCもありますが、大手航空会社と比べるとまだまだサービス面で見劣りしてしまう場合があります。

とすると、一番分かりやすいのは[世界一周航空券]です。今回僕はこれを使いました。こちらのメリットは大手航空会社に乗って旅ができることです。しかし、自由度がありません。
利用都市の数に制限(乗り換え含めて15回までなど)があること、
飛行機の便を購入時に全て決めなくてはいけないこと、
出発後ルートの変更は、不可もしくは変更料(約2万円)が取られます。

後編では、世界一周航空券についてもう少し詳しく書いていきます。

世界一周旅行中 蒼人さん旅行記 <今までの補足情報>

2013年4月1日(月) 10:57

<今までの補足情報>

以前アップした記事の中で、そういえば書いていなかった情報をまとめて付け足します。


[ヨーロッパでの「曜日」に関する注意喚起]

ヨーロッパは日曜日に多くお店が休みます。特にスーパーマーケットは全くと言っていいほど、どこも開いていませんでした。自炊しようと思っている方は注意して下さい。


[ノルウェーでオーロラ鑑賞!より]

肝心の服装ですが、ノルウェーの場合は「冬の夜の新潟」を想定した格好であれば、何とか寒さに耐えられます。僕は、外側から

上:フード付きダウンジャケット
、襟付きシャツ、発熱素材の長袖Tシャツ、お腹に貼るタイプのカイロ、半袖Tシャツ

下:カーゴ型の防風ズボン(ジーンズより軽い)、発熱素材のタイツ、下着

その他:スキー用手袋、ネックウォーマー(マフラーよりも嵩張らなくて、密着性がある)、裏が起毛タイプのスキー帽
でした。これが最低限の防寒スタイルです。

イエローナイフ(カナダ)やアラスカは、氷点下20度はザラですが、こちらは防寒着レンタルもあるようです。



[鉄道パスでヨーロッパ旅、より]

ヨーロッパの鉄道パスは、ヨーロッパでは買えません。出発前に、ヨーロッパの鉄道パスを扱っていら日本の旅行代理店で買えます。これは、ヨーロッパを旅する外国人向けに作られたパスだからです。

鉄道パスの他に、バスが乗り放題のバスパスもあります。日本と同じく、ヨーロッパは長距離バス路線も発達しています。時間がかかる分、バスパスの値段は鉄道パスより安いです。


[スペイン・巡礼の道を歩く!より]

巡礼の道を歩いていると、同じ巡礼者や道沿いに住む地元の方から「¡Buen Camiño!(読み:ブエン・カミーニョ!)」とよく言われます。日本語では「良い巡礼を!」という意味です。「さようなら」のタイミングで使うので、巡礼の道を歩く際は積極的に使ってみて下さい。場が和みます。



[ブロードウェイでミュージカル鑑賞!より]

当日券を最大半額で買える「チケッツ」は、タイムズスクエアだけでなく、ニューヨーク市内に複数あります。ブルックリン地区のチケッツは、前日購入が可能なのだそうです。

また1〜2月オフシーズンの、一人分の料金で二人分のチケットのキャンペーンは、多くの作品で行なわれています。ちなみにこのキャンペーンで『ライオンキング』は、ものの15分で売り切れたそうです。

ブロードウェイより規模が小さいミュージカルは、オフ・ブロードウェイと呼ばれています。有名な作品だと、『ブルーマン』や『ストンプ』があります。

さらに規模が小さい、オフ・オフ・ブロードウェイというもあります。ブロードウェイと比べると値段は格安ですが、ミュージカルの質はピンキリだそうです。

世界一周旅行中 蒼人さん旅行記 <「ただいま」とお知らせ>

2013年3月31日(日) 18:39

<「ただいま」とお知らせ>


2月12日に帰国し、14日に無事新潟に帰ってきました。

ほぼ毎週メッセージを聴いて下さりありがとうございました。また、番組ブログでの旅行記を読んで下さりありがとうございました。なんですけど…、

振り返ってみて、世界一周旅全体の情報も書かせてもらいたいこともあり、もう少しだけ!お邪魔させて下さい。

また今回の旅で、ドイツのケルン、スイスのジュネーブも訪れましたが、目的が観光ではなかったため、割愛させていただきました。

世界一周旅行中 蒼人さん旅行記 <サンフランシスコ街歩き編>

2013年3月31日(日) 16:37

<サンフランシスコ街歩き編>

少し個人的なことを書きますが、サンフランシスコは僕が4年前に初めて海外一人旅をした、思い出の街です。

今回は、前回の旅で行けなかった内陸部を訪れることにしました。

まずは、路面電車ミュニF線に乗ってカストロ地区へ。カストロ地区はゲイの方が集まる地区で、世界的にも有名です。街の至るところにレインボーフラッグがあがっていました。そこを通過し、西にある坂を上ります。


着いたのはツインピークス。標高が高く、サンフランシスコ中心部やアルカトラズ島、ゴールデンゲートブリッジを一望できます。朝は霧がかかることが多く、夕暮れ後は危険らしいので、日中がオススメです。


北方向に下り、ヘイト・アシュベリー。ベトナム戦争の時、自由や「本当の幸せ」を求めてヒッピーが集まった地区です。ヒッピー文化発祥の地とも言われています。しかし今は、単に治安の良くない所という認識だそうです。


バスに乗り、さらに北へ。
ゴールデンゲートブリッジのすぐ南に広がる国立公園「プレシディオ」にやって来ました。この公園、あまりに広いため、バスが公園内部を走ります。路線バスもあるのですが、無料バスもあります。

その名も、


「プレシディGO」!


「プレシディオ」に「GO!」を足し合わせたネーミングです。毎日園内を巡るルートの他に、平日ならサンフランシスコの街なかへも走ってくれます!無料で!!

ただし、サンフランシスコ中心部のバス乗り場が、よく分からない所にあるそうです。

そんなプレシディオにあるのが、「ディズニー・ファミリー・ミュージアム」です。

2009年にオープンし、ディズニー黎明期の貴重な資料を見ることができます。見るだけでなく、さわって・比べて・体験して、知ることができます。内部がこんなことになっているとは、外観からは想像できませんでした。

土日は1時間に1本しかない「プレシディGO」に乗って、日暮れ後のゴールデンゲートブリッジの真下へ行きました。ゴールデンゲートブリッジは、歩行者・自転車用の側道もあります。自転車でゴールデンゲートブリッジを渡り、北側のサウサリートという街まで行くのが、定番のサイクリングコースです。


なお、サンフランシスコの観光の有名どころといえば、アルカトラズ島とフィッシャーマンズワーフです。

アルカトラズ島は島が丸ごと刑務所だった場所で、当時の様子を見学することができます。日本語の音声ガイドもあります。

フィッシャーマンズワーフ、似た名前の場所が柏崎にありますが、サンフランシスコの方はボート発着場に面したお土産屋さん・屋台・レストラン街です。

世界一周旅行中 蒼人さん旅行記 <サンフランシスコ市内交通編>

2013年3月30日(土) 16:36

<サンフランシスコ市内交通編>

サンフランシスコには、バス・路面電車・ケーブルカー・地下鉄(BARTは除く)で利用できる乗り放題チケット「ミュニパスポート」があるのですが、これが少し高い。
一日券:14ドル
三日券:22ドル
七日券:28ドル

90分以内なら乗り換えが可能なので、一回一回買う方が安く上がります。ただ、バスや路面電車ミュニF線はおつりが出ず、小銭を常に用意しなくてはいけません。どちらも一長一短です。

ケーブルカーは均一運賃で、一回6ドル!つまり、ケーブルカーに何度も乗れば、乗り放題チケットの元が取れるという訳です。でもケーブルカーで検札されたこと無いような…。

ちなみに、僕が好きなケーブルカーの乗り方は、外側の柱に掴まることです。しかも中央分離帯側!坂道のところは遊園地顔負けのアトラクションです。

バスは交差点に停車するので、通りの名前を把握していない僕は、地図とにらめっこをしながら運転手に降りたい場所を伝えて、バスに乗っていました。電光掲示板には停留所の名前が書かれますが、アナウンスは一回だけしかされません。


さてサンフランシスコは、マーケットストリートと5アベニューと7アベニューに囲まれた地区、並びにユニオンスクエアすぐ西のテンダーロイン地区。この2つは極力立ち入らないように、と言われています。

前回はその意味が分からなかったのですが、今回ようやく分かりました。と言っても表現しづらいのですが、「その地区にいる方達に注意」ということのようです。こういう人達が、夜のパウエルストリート(メインの道)でもかなりいるので、怖かったです。