IMFORMATIONインフォメーション
2012年10月24日(水) 11:30
今回お邪魔したのはJA中条町の管内・胎内市苔ノ実。
胎内市というと”チューリップの町”として全国的にも有名ですが、
他にも全国に誇れる農産物があることご存知でしたか?
夏頃、国道113号や3号線を車で走ると、大きな大きな緑の葉っぱが生茂る畑を
ご覧になったことがある方も多いかと思います。「葉タバコ」でございます!
ご登場頂いたのは、その葉タバコ農家の小川広幸さん・31歳。
花嫁大募集中!という若きファーマーです。
その日は今にも雨が振り出しそうなお天気で肌寒いくらい。
にも関わらず、小川さんを始めとする多くの皆さんが我々を迎えてくださいました!
こんな天気なんにぃぃぃ!温かな「こんにちは!」の声が沁みます。
農家の長男でもある小川さんは、農作業をする父親の背中を見て育ち、
早くも小学校の作文で、”将来なりたい職業”は「農業」と!
また、それを貫いた生粋のファーマーで「農業をやるために」高校も大学も農業系の
学校に進み、全く迷わずに農業に就いた方なんです。
しかも葉タバコ農家。
禁煙ブームとも言われる昨今、タバコに対する風当たりは強くなる一方。
けれど、他の職業には見向きもしなかったという小川さん。
収録機材を切ってお話を伺っていても
「農家の長男だから仕方なく」という気持ちが一切ない!!!コレには驚きましたね〜
迷いもなく、真っ直ぐ農業への道を進んで来た若きファーマーに
初めて出会った気がします。
自分はタバコを吸わないけれど、タバコを嗜む方は絶対居なくならないはず!
その見えない消費者の皆さんの為に、品質を落とさずいいモノを作り続けたい。
来年は葉タバコの農地を拡張したいと言います。
逆境ともいえる葉たばこを作り続ける強い信念が伺えますよね。スゴイことです。
やめたい、キツイと思ったこともなく、一緒に農業をやっている仲間も沢山いるし、
師匠でもある父親だけじゃなく、仲間からも色々教えられることがある。
青年部所有の畑や田んぼで普段なら同じ胎内市内の農家でもなかなか知り合えないという
他の農作物を作っている青年部の仲間と一緒に、大根などを育てながら
友情を深めることもできる。
”農業って1人でやっている作業が多いと思うだろうけど、1人じゃないんですよ。”
”農業をやってみたいと思ったのなら、とにかく一生懸命に取り組むことは当たり前。
だけど、絶対に1人でやってはいけないと思う。1人の頭で考えられることや解決出来る事
なんてたかが知れているし、精神的にも体力的にもキツイから。
まずは、同じ農業を志している仲間を作ることが大事かな?”と小川さん。
仲間が支えてくれたからこうして元気に仕事に笑って取り組める。
後輩にも教えてあげる余裕も出来た。
来年はこうしよう!今度はこんなことをやってみよう!という意欲も沸いてくる。
取材に集合してくれた盟友の皆さんは、小川さんの後輩達でした。
同じ葉タバコ農家の木村さん、川上さん、
チューリップやユリなどを作っている花農家の水澤さんの3名。
飲むと格段に面白い先輩で、後輩の面倒も良くみてくれる。
そして、仕事の取り組み方も尊敬できるいい先輩なんです!と口を揃えて言う後輩達。
そんな言葉を初めて聞いた小川さん、後輩達におこずかいあげるって(笑)
こんなやりとりからも小川さんが慕われているのが伝わってきます。
そして、中条弁というのかな?
ゆったりと土地の言葉で語る小川さんの優しい口調、それもまたいいんだなぁ〜!!!
まるでくまのプーさんやトトロのような感じでほんわかと癒し系なんですよ〜♪
話しぶりからも小川さんの雰囲気、伝わったんじゃないかな?
でね、モトキは皆さんもご存知の身長も高いファット☆ボーイ!
それを上回る小川さんと「昔は痩せていたんです!」(笑)と
お互い言い合う2人のやりとりはなんだか微笑ましい。
なかなか自分よりも大きな方に出会わないモトキ、
親近感が沸きまくっちゃって小川さんと相撲の立ち合いを!
・・・やっぱ、日頃から農作業で鍛えている小川さん、スゴイ。
グッと腰に力が入った感じがね、違うんだよね。気は優しいけど力持ち!
でも、この取組みのお陰でぐぐ〜んと心の距離も近くなった2人。
ご飯の友を頂く頃には、並んで座って同じお弁当をつつくまでに。
そうなんです。小川家特製!ご飯の友弁当を作ってきてくださったんです♪
きんぴらごぼうと沢庵ときゅうりの佃煮。全て自家製、家庭の味です。
白いご飯には梅干ものっていて、しかもご飯はほっかほか!優しいなぁ・・・
きんぴらごぼうと一緒にご飯を頬張る小川さん。負けじと頬張るモトキ。
お互い”うんめ、うんめ!”と言いながらつついています。
大きな体を縮こませながら(笑)なんとも微笑ましい、いい光景でした。
最後に、「農業を続けたいですか?」と聞いたら
「続けたい、いや!続けます!!やらなきゃならないんです!」と
今までとは全く違った力強いトーンで言う小川さんに、モトキも感動!!
仲間達と一緒なら、どんな逆境も乗り越えていけるしやり遂げることができる。
その為に自分が何をできるか?どうすべきか?
地域の産業を支えていくんだ!という小川さんを、
今度は優しく支えてくれるステキなお嫁さんが来るといいなぁ。
そして、喫煙者・モトキからもお願いします!
小川さんをはじめとする葉タバコ農家さん達の切なる願い、
「タバコはマナーを守って吸いましょう。」
タバコを嗜む皆さん、よろしくお願いします。
さあ、来週はJA魚沼みなみの管内にお邪魔します。
しかも!3名の、ある共通点があるファーマー達が出演してくれるんだって!
その全貌は、来週をお楽しみに!
2012年10月17日(水) 11:30
今回お邪魔したのは、巻潟東I.C.から程近い部落の新潟市西蒲区打越(うちこし)。
旧中之口村と言えば分かりやすいかな?
稲刈りが終わった田んぼが拡がる風景から”今年の米もうんめぞー!”と
農家の皆さんの声まで聞こえてくるような平野が拡がっています。
そんな収穫を終えた達成感を味わっている若き米農家を訪ねました。
河治 勇輔さん。32歳。就農11年目の若きファーマーです。
取材当日は河治さんの大きな大きなお宅にお邪魔しました。
挨拶を交わした際に見せて頂いた名刺には、
「河治農場 代表取り締まられ役」(笑)
両親と奥様の3人に取り締まられています、と笑顔の河治さん。
のっけから面白い話が飛び出しそうな河治さんの茶目っ気に
これから始まる取材が楽しくなりそうな予感がします。
幼い頃は、警察官、プロ野球選手と子供のなりたい職業に就きたいと
思っていた河治さん。高校生の頃も”農業”という2文字は全くなかったそう。
というのも、実家(お父様)が兼業農家だったこともあり、
”必ず継がなければならない”という気持ちが薄かった部分もあったとか。
なんか、分かります。好きな仕事+繁忙期は農業を、という図式。
そういう農家の方々も多いと思います。
しかしながら、高校卒業後の進路を決めなければならないその時、お父様から一言。
「大学に行くなら、東京農大か(巻の)農業大学校以外は認めない!」
・・・ここで農業の2文字が大きくのしかかります。
バリバリの文系だった河治さん。「マジでー?!」と悩んだそう。
農業自体は嫌いではない。大学に進みたい。でも2択。。。
しかも、東京農大は入れたとしても卒業はムリ?!
ということで、農業大学校へ進み、卒業後は農機具メーカーへ就職。
月々の安定収入があるサラリーマンが一番だと。
しかしながら会社が新潟から撤退することになりならば!と一念発起!
専業農家になって、自分が拡大して手広くやろう!
就農11年目の現在では、東京ドーム3個分にもなる専業米農家にまでなったのです!
ス、スゲー・・・ ドーム3個って。。。やってのける河治さんが凄いです。
でも始めた当初は苦労の連続★
大学で学んだ事はやはり机上の論理。現場では通用しなかったんですよ〜!と。
そんな時に助けられたのがJA YOUTHだったとか。
同じ悩みを持ち、農業に対して意欲を持つ若者達との出会いや存在は大きく、
お互いに試行錯誤しながら地域の農業を守ってきたという仲間同士のつながりが
今の河治さんを作ったのかもしれません。
「これからの農業は、安全安心な美味しいものを作るのは当たり前。
それをアピールする話術、セールストークが一番大事だと思う!」
と力強く語る河治さん。
JA越後中央の若きファーマー達はその事にも重きをおいて活動をしているんですよ。
河治イズム、恐るべしです(笑)
この番組ではお馴染みのJA YOUTH NIIGATA渡辺副委員長も取材時に
顔を出してくれたんですが、渡辺副委員長が加入するきっかけを作ったのが
なんと、河治さん!
”仲間がいれば頑張れる。情報交換も出来る。お金にはかえられない財産が出来る”
と実家を継ぐ為にIターンし悩んでいた渡辺副委員長を励まし誘ってくれたんだそう。
JA YOUTHの柱の一つ「仲間作り」。如実に感じたひと時でした。
あとね、何と言っても河治さんの魅力は明るさ!
その肩書きとトークの面白さから新潟のお笑い集団NAMARAの江口代表から
「ぜひ芸人に!」とスカウトもされたという河治さん。
そして、ファーマーとしてとっても楽しんでいるところが素晴らしい。
農作業中にトラクターにつけたTV+DVDを見ることが楽しい!とか、
仕事中に本を読むのが最高!とか、
「まぁ、この放送をオヤジが聞いたら確実に怒られますけどねー」と(笑)
仕事中に何してるんだ!なんて思わないでくださいね。
農作業って本当に単調な作業の繰り返し。例えば除草の日、耕す日、種籾を撒く日、
などなど広大な農地なら尚のこと、日々の作業の単調を感じて辛くなる。
だからこそ!河治流の”楽しさ”を仕事に加えているんです。
機械化に伴い、ただトラクターに乗っているだけではなくその時間に何かを。
「情報収集している感じ。ストレスなんて溜まりませんよー!楽しいもん!」
「仕事は自分が楽しんでナンボ。収穫まではそりゃ苦労は沢山あるけど
どの仕事だって成果を出すには時間と労力がかかるのは一緒だもん。
だったらその苦労も楽しまなきゃ損だよねぇ。」
参りました。
こんなにもファーマーを謳歌している方、初めて出会いました。
21歳でご結婚をされ可愛い3人のお子さんにも恵まれ、今では10人家族の河治家。
賑やかで明るい家族が自慢だとか。そんな河治家の心温まるエピソードを一つ。
楽しそうに農業をしている父親の姿を見た小学生のお姉ちゃんが
この夏、自発的にミニトマトを栽培し、大事に育て上げた。
そのミニトマトを食卓に出した時のお子さんの笑顔がたまらなかったそう。
”私が作ったんだよ!美味しいね!美味しいね!”・・・
「俺のやっている農業は、次の世代にも必ず伝えていける!」
「これこそ農業だ!」と娘さんからも教えられたとか。
この気持ちをみんなに広げていきたい、と強く思ったそうです。
農業の仕事により誇りを持つきっかけにもなったこの夏の出来事。
河治さんだけでなく、皆さんにも響いたエピソードでは?
それにね。これから農業を始めたいと思っている方にアドバイスを求めたら
「農業以外の逃げ道を作る!大事です!」と一言。
農業という仕事は初期費用が本当に掛かる。そして絶対最初からはうまく行かない。
収入も安定していない。だからこそ、逃げ道として農業以外の収入源を確保しておく。
でも、農業はしっかりやる!あくまでも逃げ道だからその事ばかり気にかけていたら
農業も逃げ道もアウト。ただ、心に余裕を持って臨める環境を作ったほうがいいよ。
という河治流のアドバイス。
自分もその部分で悩んだから、だから、今こうして農業を楽しむことが
出来ているんです、という河治さん。
ニッチな副業をするもよし!兼業農家でも良し!趣味が農業でも良し!
自分が、家族が苦しまない為の心の余裕と金銭的な余裕は紙一重だと。
そして時がきたら、農業1本で心血を注げる時が来るからって。
このアドバイス、目からウロコでした。
「ま、うんめもんでも食べましょか!」とご用意してくださったご飯の友は、
河治さんのお祖母さん、お母さん、奥様 3世代の味がてんこもりっ
南蛮の辛味噌、梅干、ナス焼きポン酢かけ、ナス漬の4種も!
しかもですよ!河治家の誰よりも先に新米を頂いたっていうね。
そして、取材クルー+JAご担当者+渡辺副委員長、河治さん含め
総勢7名で、どんぶりご飯におかずをバクバク、皆でお昼ご飯(笑)
旨すぎて食べ過ぎてみんながダウン寸前。本気で食べまくってました!
本当に美味しかったなぁ〜!みんなでワイワイ楽しい食卓って最高です。
そして、最後に新米を食べた河治さんの一言。
「新潟県は米の産地です。沢山の農家の方が米を作っていて俺が言うのも何ですが、
ウチの米、そこそこウマイですっ!」大爆笑で締めた取材となりました。
見た目のワイルドさからは想像も出来ないギャップを持つ河治さん。
(ビールが一滴も飲めない。米農家だけど尿酸値が高いから日本酒は飲まない。
趣味は読書。辛いものはダメなどなど(笑))
若きファーマーとして、父親として、いつかくる代表取締役として
これからも河治イズムを貫き通し農業の魅力を伝えていく人なんだろうなぁ。
新潟初のファーマー芸人としてもやっていけるかも!
楽しいひととき、温かいおもてなし、本当にありがとうございました!
さあ、来週はJA中条町に参ります!
中条町って若きファーマーの宝庫だって聞いたことがあって。
どんな方に出会えるのかなぁ♪来週もどうぞお楽しみに!
2012年10月10日(水) 11:30
青空+稲刈り終わりの田んぼの風景が、何とも癒される頚城の地。
今回はお二方がご登場してくださいました。
鴨田 匡憲(かもだ まさのり)さん、40歳。
農事組合法人「ふぁーむ大地」にお勤めされて11年。
米や大豆、水耕栽培野菜、味噌などの加工品に至るまで
職員として幅広く大規模に農作物を作っています。
そして、小島 陽(こじま あきら)さん、30歳。
実家の米農家を継ぐ就農5年目の小島さん。大豆も少々作っているとか。
ちなみに掘北真希さん似の彼女を大募集中という今時の若者!
と、ここまでの紹介だと”そうなんだ”という感じでしょうが、
お二方が農業を始めるまでの経歴がスゴク面白かったんですよっ
まずは鴨田さん。なんと!埼玉県で塾の先生をされていたのです!
何故に農業へ転身したのか?! 何故に新潟?! 頚城?!
保育園児の頃に親御さんのお仕事の都合で新潟県北の荒川地区に引っ越され
高校卒業後の大学進学するまでの間、自然溢れるかの地で過ごしました。
幼い頃から”自然の中で体を動かす仕事がしたい!”と思ってはいたものの
東京への大学進学を機に教職への道を進み始めます。
がむしゃらに勉強をし、そして子供達に勉強を教える身になり充実した日々。
けれど、自然溢れる第二のふるさと「新潟」へ帰りたい気持ちは募るばかり。
30歳を迎える頃、意を決して塾講師を辞め単身新潟へ行くことに決定!
「ふぁーむ大地」に巡り合い就職するまで様々な紆余曲折があったそうです。
鴨田さんにとって頚城は全く知らない土地。
下越の荒川と同じ新潟県内でも上越では気候も方言も違う場所です。
なのに”どうしても農業をやりたい””自然の中で体を動かしたい”
その気持ちだけで未知の世界に飛び込んだんです。
・・・いや〜驚きました。
さすが元・先生の鴨田さんだけあり、すらすら〜っと事も無さ気に
ご自身の経歴を話すんですが、余りにも思いも寄らない事ばかりで
鴨田さんの言葉を切ってしまうくらい「えぇ!」「マジですかっ!」の大連発!
全く見知らぬ土地にたった一人で乗り込み、今まで経験した事のない仕事に就く。
それがどれだけ大変なことか、皆さん分かりますか?
最初の1年間は、大先輩方の大きな声と怒鳴られる事に慣れず、
仕事の段取りが分からない為に悔しい思いも沢山されたそうです。
でも、辞めようと思ったことは一度もない。
この農業と言う仕事が好きでたまらない。
頚城の地に骨を埋める覚悟は出来ている。
今では、頚城を背負って立つ頼もしいファーマーになったのです。
勇気と行動の人。
素晴らしいファーマーに出会っちゃいました♪
頚城で出会った奥様とかわいい2人の子供と一緒に過ごす時間が癒しであり
自然の中で仕事をしているという実感が一番の喜びという鴨田さん。
優しそうなお顔立ちとスラッと細身の鴨田さんはやっぱり先生ちっく(笑)
ついつい”鴨田先生!”って言っちゃいます。
頚城の子供達に「農業の先生」として授業やったら評判になるんじゃないか?!
モトキ、心からそう思いました。鴨田さんだからこそ伝えられる農業の素晴らしさ
次世代にも残して行って欲しいな〜。
そして、生まれも育ちも頚城の小島さん。
実家が米農家で両親から”農業大学校へ進め!”と言われ続けたけれど
とにかく農業が嫌いで地元の工場に就職!
しかし、工場の仕事は”自分が何を作っているのか分からない。”
”機械を止めてはいけないことだけを守るのみ。”というルーティンワークに
疑問を持ち、就職してから実家の手伝いをちょっとだけした時に感じた
「自分が何かをしなければ何も生み出せないのが農業という仕事なんだ!」
という気持ちから、工場を辞めて農業大学校へ進学。
そして、実家を継ぐ若きファーマーに転身したのです!
5年経った今では「農業が楽しくて仕方がない!」という小島さん。
将来は”小島 陽ブランド”を作りたい!と素晴らしい希望も併せ持つ
立派なファーマーに。
しかも小島さんは「JA青年の主張」の新潟県代表として、
今年の12月に東京で開催される関東甲信越大会で発表されるそうなんです!
これまた驚き☆
昨年、ほんのちょっとだけ番組に登場してくださった時は、
ボソボソっと口数少ない、朴訥とした印象の青年でしたが、
1年経って久しぶりに会った小島さんの顔は凛々しく、
しっかりとした表情になっていました。
たった1年なのに人ってこんなにも変わるものなんだ・・・
自分の手で生み出す仕事が農業。うん!素晴らしいっ カッコイイよ小島さん!
ただ一言”若きファーマー”と言ってもそれぞれの経緯の違いは驚くばかり。
ちゃんと話をしないと分からなかった彼らの史実が見えてきます。
しかも2人共が、農業という仕事に誇りを持っていて
日々の苦労も楽しんで仕事をしている。ホント凄いことだよね。
後半には青年部の部長・西條(にしじょう)さんも参加されて、
緊張している2人を笑わせて場を和ませつつも叱咤激励を飛ばす先輩。
取材時の鴨田さんと小島さん2人に「100点満点!」をあげた西條部長も実は先生。
地元の小学生に「農業授業」をずっと続けており、取材前日には脱穀の授業だったとか。
子供達の楽しそうな顔が浮かびます。
頚城の未来は明るい! 今も輝いているけどね!
鴨田さんや小島さんを虜にした農業という仕事。
皆さんもより興味が沸いたんじゃないでしょうか?
ぜひ、頚城に行ってみてください!
西條部長をはじめとする愉快な仲間達の笑顔が待ってますよ〜♪
鴨田さんがお勤めしている「ふぁーむ大地」のHPでは、
頚城のうんめもんの通販をしています。
ご飯の友で登場した味噌漬け「いなかっぺ漬け」ももちろん購入可能♪
あまりの旨さに写真を撮るのを忘れるくらい、ガッツリいっちゃった逸品です。
お茶漬け、マジで史上最高の旨さでした!是非皆さんも食べて欲しい〜っ
http://www.farmdaichi.com/
ぜひご利用くださいね!
さあ、来週はJA越後中央の管内にお邪魔します。
どんな方と出会えるのか、僕も楽しみっ!
2012年10月8日(月) 18:00
Niigata sweets festa、皆さんうんめもんいっぱい食べましたか?
我々チームうんめねっか、今年も参戦し全て大好評でした!
Niigata sweets festaの前に放送された番組では、スイーツ決定編ということで
試食→食材の選定→ネーミング→金額設定の模様をお送りし、
上村知世嬢にもご登場いただきましたが・・・
幹プロデュース=うんめねっかプロデュース♪
「ペア(梨)で食べティーヤ」!ダジャレ最高っ
トロ〜リとシャキシャキの2つの食感の旬の梨、最高だったでしょ。
贅沢に3種類のクリームも使ってあったし、カロリーもボリュームも満点!
うんめねっからしいスイーツとなりました。
知世嬢も太鼓判を押してくれた逸品でございました♪
トルティーヤで包んで食べるっていうのも斬新だったし、
まさにカップルのペアで、家族で、またお1人でも楽しんで頂けたんじゃないかな?
今回も大成功のスイーツでした。ガッツリ系は人気があるんですな〜♪
ふるさと村の大沢料理長、ありがとうございました!
そして、毎年好評!売り切れ御免!の「うんめねっか汁」。
これこそ新潟県の旨さがスープに染み出した一杯。
豚肉+お野菜+醤油、全てが県産ですからね♪
うんめねっかじゃなきゃ出来ない贅沢汁でございます!
今年は醤油麹を使ったこともあって、
深みのある滋味溢れる汁になりました。今年も抜群だったでしょ?
改めて大沢料理長、ありがとうございました!
そして。
我らJA-YOUTHの盟友達が出店した直売ブースにも
沢山の方が訪れてくださって本当に嬉しかった!
採れたて新鮮な野菜。特産加工品の数々。若きファーマーの笑顔!
生産者の顔が見える”お店”っていいよね♪
皆さんの地元にも直売所があると思うけど
こういった県内外から集まる場所での出店が
より多くの方々に新潟の若きファーマーが頑張っている事を
分かって頂けるいい機会だったと思います。
これからも若きファーマーへの応援、宜しくお願いします。
3日間、本当にありがとうございました!
来年もうんめもんひっさげて参戦したいと強く願いますっ
さあ、次回のうんめ人探しはJAえちご上越頚城地区の管内へ行脚!
あの人が出るのかな・・・?それともあの人・・・?
気になるうんめ人の模様は、10日OAで!お楽しみに〜♪
2012年9月26日(水) 11:30
今回お邪魔したのは阿賀野市飯山新(いいやましん)。
ビュー福島潟をすぐ側に望む、どちらかと言えば旧・豊栄市寄り、
新発田市にも近い場所で、阿賀野市の北側という感じでしょうか。
晴れ渡る青空の下、黄金色に輝く稲が風にそよいで・・・
”これぞ日本の原風景!”とでもいうような美しさ!
早朝だったこともあり鳥の鳴き声もちらほら。放送でも聞こえたかな?
そして!今回は番組初の「ご夫婦」での登場!
お米や苺、メロンなど幅広い農作物を作っていらっしゃる本間さんご夫婦。
ご主人・正樹さん(44歳)、奥様・多佳子さん(41歳)、
お二人揃って明るい笑顔で出迎えてくれました。
長女19歳、次女18歳、長男14歳の3人のお子さんを持つ良き父、良き母、
そして、農業人です。
正樹さんは、30歳を越える頃までは会社に務めていました。
実家の田植えや稲刈りなどのお手伝いをする程度だったそうなんですが、
そろそろ家を継がなきゃかな?という”ご自身の頃合で”実家の農業を継いだ方。
本格的に農業を始めた頃からJA-YOUTHに加入し、若い仲間達との新たな出会いに
刺激を受けつつ同志として農業で地元を盛り上げようと頑張っています。
当日も盟友代表として、青壮年部の部長・榎本さんと遠藤さんが口を揃えて
「頼りがいのあるアニキです!」と。
真っ黒に日焼けされた正樹さんのお顔。ニコッと真っ白な歯がキラリ♪
”10歳以上も違う仲間と同じ気持ちで一緒に何かをやる”ってこと、
会社員では味わえなかった楽しさと喜びだと正樹さん。
仲間達も笑顔で頷いています。
一方、多佳子さんは一昨年にファーマーデビュー!
それまではず〜っとOLだったそうなんですが、体調を崩された頃をきっかけに退職。
その後、身体の様子を見つつ正樹さんのお手伝いをし始めて、
「どーせなら米だけではなくてハウス栽培が出来て収量が安定している作物を!
老若男女、人気のあるものを!・・・苺、作らない?」
という多佳子さんの鶴の一声で”苺”栽培がスタート。
こうして夫婦二人三脚で始めた苺栽培は、
今では本間家のメインの農作物(米と苺)2本柱にまでなったんだそうです。
やっと体調も上向きになり、仕事ながら自然と向き合うこと、
一段落した子育てと同じ感覚で大事に真摯に農作物を育てることで
「心も身体も元気になりました♪」と多佳子さん。
結婚20年の本間夫妻。
苦楽を共に過ごしてきたお二人ですが、多佳子さんが一昨年からファーマーデビュー
したことで一緒に仕事をすることで分かったことがあるんだって。
正樹さん曰く「こんなに細かい人だったんだ!」って驚いたそう。
多佳子さんの信念は
「どんな仕事にも手を抜かない」
「消費者の方の事を考えたら手を抜くなんて許されない」。
そんな気持ちで仕事をしているからこそ、
農業人としては大先輩の正樹さんにも臆すことなく意見を言うし、
アドバイスもする。こうした方が消費者の皆さんには喜ばれるはず!ってね。
「イチ消費者で自分も農作物を購入していた身。
そういう自分達だからこそ選んで購入することの意味が良く分かる。
消費者の皆さんが安心して食べられるものはもちろん、
育てる過程にも一切手を抜くことは許されません!」
という今では本間夫妻の信念となった強い言葉。
皆さんにも響いたんじゃないでしょうか?
正樹さんの帽子には2つの苺の飾りが。
”ささかみの苺農家代表!”になるように、と多佳子さんが縫い付けたものなんです。
「始めたからには中途半端なことは絶対にしない!」
「やるならとことんやる!極める!」というご夫婦共通の願いが込められているんです。
何でもやりたいこと、試したいことがあるとやらずにいられない正樹さんは
今年メロン栽培に踏み切りました。初めてなのにけっこうな広さで(笑)
仲間達にも「無謀だ」と言われ、多佳子さんは作付けされてから知ったという
事後報告(笑)正樹さんの性格が出ていますよね〜www
大変な思いをしながらも、今では夫婦揃って
「手を掛けたら掛けただけ大きく育っていくメロンが可愛くて仕方がない」と。
これぞ農業の醍醐味!と言わんばかりの本間夫妻の笑顔、最高でした!
多佳子さんの女性ならではの視点とアイデアが本間家を支えている!
直感タイプでぐいぐい進んでいく正樹さんを、フォローして口出ししながら(笑)
一緒に楽しむ夫婦の仕事。それが本間家の農業なんですね。
でもね、正樹さんから農業をやってみたい人にアドバイス!
「どんな農作物でもいいんです。とにかく!」
「一つの農作物を極めて、人に教えられるぐらいになること!」
自分がそれで苦労している部分もあるし、
何よりやることが多すぎて忙しすぎる。それでは楽しくなくなっちゃうでしょ?と。
「だから夫婦のデート時間が取れないんです!」と多佳子さん。
んもぅっ!どこまで仲がいいんだ、この夫婦はっ
当てられっぱなしの取材クルーと盟友の皆さん。・・・結婚っていいなぁ。
で、本間家のご飯の友は、「ネギ味噌」。
もちろんお手製♪これまた愛情たっぷり。いい香り〜っ
自家製ネギに味噌のハーモニーは得も言われぬウマサ!
40歳を過ぎてからネギ味噌が食べられるようになった正樹さん。
これさえあえば何杯でもご飯がイケル!と大好物になったそう。
ケーキバイトならぬネギ味噌バイトで旨さ倍増のこの日のネギ味噌、
正樹さん照れながらもうまそ〜に頬張っていました。
僕も多佳子さんからネギ味噌バイトして頂きましたけども、
ま〜っ!ウマイっ!・・・でもやっぱり夕飯で頂くものですね(笑)
正樹さんも、多佳子さんも、1日の仕事が終わってホッとした時、
炊きたてのご飯とネギ味噌が疲れを吹き飛ばして明日への活力になるんだって。
シンプル・イズ・ベスト!そんなご飯の友でした。
仕事も生活もず〜っと一緒のお2人。
気なんて使ってられませんよ〜!なんて口を揃えて言ってましたが、
何をおっしゃいますかっ!って位、お互いを尊重していて信頼しているのが
見ているだけで伝わってきます。
正樹さんのことを「頼りがいがある人です!」という多佳子さん。
信頼しているから自分の意見を言うことができるし、
経験の少ない多佳子さんの言葉を頭ごなしに否定しない
大先輩・正樹さんの度量の深さと広さが垣間見れたひとときでした。
ほんっとステキなファーマーズ。ご長男も農業やりたいって!
そうでしょう、そうでしょう!両親がこんなに素晴らしいんだもの。
こんなに楽しそうに仕事をしている人生の先輩が両親なんだからね。
次はどんな作物を手掛けるのでしょうか?
息子さんだったら何を? ますます本間家の今後が楽しみです!
正樹さん、多佳子さん、ありがとうございました!
2人でアルビレックスBBのアウェーの試合に行ける事、願っていますよっ!
さあ、来週のうんめ人探しは番外編〜♪
10/6.7.8の3日間、新潟ふるさと村で開催される「新潟スイーツフェスタ」に
チーム・うんめねっか参戦決定しました!
JA-YOUTHのトップの皆さんとのスイーツ完成試食会の模様をお届けします。
うんめねっかスイーツに毎年大好評の県産素材にこだわったうんめねっか汁の販売、
さらに県産野菜や加工品の直売ブースもあります!
今年のスイーツはどんなのなんだろ???
うんめねっか汁の味は何になんのかなぁ??? あ、ヨダレが。。。
来週もどうぞお楽しみに〜っ!